経歴

氏名:樫原健一(カタギハラ ケンイチ)

株式会社 SERB
業務:一級建築士事務所(大阪府知事登録(イ)第22084号)、技術士事務所
住所:大阪市中央区天満橋京町1-27ファラン天満橋62号
連絡先:TEL/FAX 06(4306)3757

有限責任事業組合 j.Podエンジニアリング
業務:j.Pod工法(木造ユニット建築)の普及事業および知的財産管理
役職:組合員(総務担当)
住所:大阪市中央区天満橋京町1-27ファラン天満橋61号

学歴

昭和46年3月    神戸大学工学部建築学科卒業
昭和48年3月    神戸大学大学院工学研究科建築学専攻修了

職歴

昭和48年4月    株式会社鴻池組入社
昭和62年-63年  大阪本店設計部構造設計課長
平成元年10月-平成7年9月
 大阪本店設計部副部長~部長代理(構造設計および開発担当)
 高見フローラル超高層住宅(RC造31階建て)の構造設計
 免震建物の設計(市川免震社宅など)
 酉島超高層住宅(CFT造40階建て)などの構造設計
 膜構造の開発(二重ケーブルネット構造、グラン・パラソルなど)
 開閉式ドームの開発(Universal Dome365など)
 超々高層建築の開発(SEIREN21)
平成8年10月-平成18年11月    
 本社建築本部設計技術部長~設計管理部部長~エンジニアリング部長
 免震建物の構造設計・維持管理(主に関西にて7件)
 制震構法の開発(粘弾性ダンパーブレース、連結制震構法、仕口ダンパー)
 木造建築の耐震設計法開発(耐震診断・改修設計・新築設計)
 木造ユニット建築工法j.Podシステムの研究開発
平成18年12月(株)SERB設立
平成19年1月(LLP)j.Podエンジニアリング設立
平成27年1月一般社団法人住まいと耐震工法研究会設立

公務歴

(社)日本建築学会評議員および近畿支部常議員(平成2~5年度)
(財)日本建築センター(建設省)プロジェクト「ハイパービルディング研究会」運営委員(平成6年度~平成15年度)
(社)日本建築学会特別研究委員会「木構造と木造建築の再構築」委員(平成11~13年度)
(社)日本建築士事務所協会連合会 構造技術専門委員会委員(平成12~17年度)
(社)日本建築構造技術者協会・建築構造士資格認定委員(平成14年度~)
(財)日本建築総合試験所「木造軸組構法限界耐力設計法のマニュアル作成委員会」委員(平成15年度)
(社)日本建築構造技術者協会技術委員会副委員長および同関西支部技術委員長(平成16年度~平成18年度)
豊田市・喜楽亭ほか6棟耐震診断改修設計および工事監理受託(平成16年度)
国土交通省「住宅・建築物の地震防災推進会議」委員(平成17年度)
京町家の耐震診断及び補強設計のための限界耐力計算の簡易計算手法の開発等に関する調査研究受託(京都市・平成17年度)
大阪府「住宅・建築物耐震10ヵ年戦略プラン検討ワーキンググループ」委員(平成18年度)
京都大学国際イノベーション機構 知的財産部フェロー(平成18年度)
奈良女子大学生活環境学部・非常勤講師(平成18年度~平成23年度)
宮城県建築設計事務所協会・技術顧問(平成18年度)
兵庫県「超高層建築物安全性推進懇話会」委員(平成19年度)
京都市「京町家耐震診断士派遣事業」耐震レビュー担当(平成19年度~平成24年度)
(社)日本建築構造技術者協会関西支部幹事・木造住宅レビュー委員長(平成19年度~平成24年度)

資格

一級建築士(91461号)
一級建築施工管理技士(96650234号)
コンクリート主任技士(20100339号)
技術士(15995号)
建築構造士(K8801878号)
構造設計一級建築士(2471号)

所属学協会

(社)日本建築学会
(社)日本地震工学会
(社)日本建築構造技術者協会
(社)大阪府建築士会
International Association for Bridge and Structural Engineering(IABSE)

知的財産

【職務発明-(株)鴻池組に権利帰属】
昭58-48404「ブレース構造およびブレース内臓耐震壁」
昭59-8175「緊張ブレース内臓プレキャスト・スリップ耐震壁」
平02-42421「二分割型開閉式ドーム屋根」
平02-62929「開閉式ドーム屋根UD460」(特許第2843405号)
平02-62930「多分割開閉式ドーム屋根」
平02-279301「開閉式ドーム屋根UD365R」(特許第2843435号)
平04-285598「ルーバーを有するドーム型構造物 その構築方法及びルーバー用羽板」
平05-172924「開閉式屋根の止水構造及び止水材」
平05-177100「二重ケーブルネット屋根構造」
平07-107704「可動ルーバーを用いたドーム屋根」
平08-067592「床・梁振動の制御方法および粘弾性ダンパー付きタイポスト」
平08-115552「耐震補強構造および粘弾性ダンパー」
平08-191708「粘弾性ダンパーを用いたブレース構造」(特許第2987331号)
平09-117570「制振装置及びこの制振装置を用いた耐震・耐風構造」
平10-335378「木造家屋の耐震補強構造(仕口ダンパー)」(特許第3667123号)
平11-250656「耐震補強用鉄骨枠組補強材の無アンカー増設工法」
平11-326913「粘弾性ダンパーおよび耐震補強構造」
2003-271724「リブフレーム構造体の建設方法およびそのリブフレーム構造体j.Pod」(特許第3548172号)
2005-314614「リブフレーム構造体の製作方法および耐震構造体」(特許第3974146号)
2006-87141「構造材の接合部構造およびばね・粘弾性材複合型ダンパー」

【個人発明-個人に権利帰属】
平08-115554「木造家屋の耐震補強構造」
平08-115554「木造家屋の基礎制震構造」(特許第3778611号)
平10-133217「大屋根の架設方法」(特許第2942761号)
[イギリス]A Rib Frame Structural Member and a Method of Construction Using the Rib Frame Structural Member(特許番号:GB2404205)
[イギリス]A rib-frame structure and method of manufacturing it
[マレーシア]Construction method of rib frame structure and the same rib frame structure
[オーストラリア]A rib-frame structure and method of manufacturing it
2009-27993 仕口用ダンパー(耐震リング)(特許第5426894号)
意願2012-8879 建物用基礎パッキン(意匠登録1456930号)

【著作権-個人に権利帰属】
兵庫県営住宅 j.Pod仕様書(文化庁登録第31698号)
京町家の限界耐力計算による耐震設計および耐震診断・耐震改修指針(文化庁登録第31709号)
伝統的な軸組構法を主体とした木造住宅・建築物の耐震性能評価・耐震補強マニュアル(文化庁登第33883号)
j.Podシステム設計・制作・施工にかかわる技術基準書(文化庁登第33884号)

著訳書

「鉄筋コンクリート構造物の耐震安全性」(共著)技報堂出版、1976年
H.エンゲル著「空間デザインと構造フォルム」(翻訳)技報堂出版、1994年
「ハイパー首都」(共著)日本建築センター、1999年
“Retractable Roof Structures”(共著)WIT Press、2000年
「伝統構法を生かす木造耐震設計マニュアル」(共著)、学芸出版社、2004年
「建築構造用語事典」(共著)建築技術社、2004年
H.エンゲル著「ストラクチュア・システム」(翻訳)技報堂出版、2006年
「木造住宅の耐震設計-リカレントな建築をめざして」技報堂出版、2007年
「震災復考-安全な住まいは可能か」新建新聞社、2015年

論文

 日本建築学会、IABSE、IASSなどへ投稿論文計約600編
(主要論文)
1 “Reinforced Concrete Shear Walls with and without Openings”, Publication SP-42, American Concrete Institute, 1974(修士論文)
2 “A Study on Super-High-Rise Building with Concrete-Filled Steel Tublar Columns”, 1991 Symposium (Fukuoka), ICCS, 1991
3 “Structural Design of Large Span Dome with Retractable Roof System UNIVERSAL DOME", 1992 Congress (Tronto), IASS, 1992
4 “Design and Construction of Prestressed Steel Truss”, 1993 Congress (Kyoto), FIP, 1993
5 “Design and Construction of Dome Theater with Retractable Roof in Heavy Snow Area”, 95 symposium (Milano), IASS, 1995
6 “Large-scale Roof Suspended by Tie-rods for BANGKOK INTERNATIONAL TRADE & EXHIBITION CENTRE", IABSE Symposium (Kobe), IABSE, 1998
7 “Hyper-Building Concept”, Shanghai Work-shop on CIS, 1998
8 “PROPOSAL AND VERIFICATION OF THE PULSE-SEISMIC-DESIGN FOR BUILDING STRUCTURES”, 12WCEE 2000 (Oral Presentation), World Conference on Earthquake Engineering, 2000.1
9 「粘弾性ダンパーを用いた耐震補強設計指針」, 技術報告集No.10, 日本建築学会, 2000.6
10 “A Study on Dynamic Performance and Seismic Strengthening of the Traditional Wooden Structure in Japan”, IABSE Conference: Innovative Wooden Structures and Bridges, IABSE, 2001.8
11 “Preservation and Seismic Retrofit of the Traditional Wooden Buildings in Japan”, Journal of Temporal Design, 2001.5
12 「木造軸組の耐震性能評価法-小変形から大変形の領域まで評価する限界耐力計算」, 第11回日本地震工学シンポジウム, 2002.11
13 “RECURRENT BUILDING SYSTEM WITH TIMBER MONOCOQUE UNIT: J.POD SYSTEM”, SUSTAINABLE BUILDING 2005 (Tokyo), 2005.9
14 “Connection Damper as seismic Device for Timber Buildings”, 9th World Seminar (Kobe), JAVIT, 2005.6